習慣化するには平均66日かかる
行動が習慣になるまで、行動の難易度によりますが平均で66日と言われています。
習慣化したい行動の難易度や個人差によってもっと長くかかるものも、もっと短く済むものもあるようですが、約2ヶ月継続するのを目安にするのがいいでしょう。
「3日だって大変なのに、2ヶ月もできないよ!」という声が聞こえてきそうですが、なぜこれまで継続できなかったのかの原因を解明して、運動習慣を身に付けるコツを紹介します。
結論から言うと、私たちに気合と根性が足りないのではなく、仕組みが問題なのです。
仕組みは、この5つを実行すれば作れます。
1 運動する前の準備を簡単にする
2 いきなり高い目標を掲げない
3 すぐに結果を求めない
4 予定通りいかなかったときに自分を責めない
5 モチベーションに頼らない
早速解説していきます。
運動習慣が身につく仕組み作り5選
運動する前の準備を簡単にする
人間ですから「今日はやる気が起こらない・・・」なんて日もやって来ます。
そんなときに準備が面倒だと挫折の原因になります。
なので、極力準備が簡単な運動から始めましょう。
例えばランニングは運動の定番ですが、時間のない日常の中で、家族に子守を頼んで、ウェアに着替えて、靴を履いて、出かけるって結構面倒だし心理的な負担が大きいですよね。
対策として、ランニングなど準備の段階があるものは、いつでもトレーニングウェアを取れる位置に置くことや、シューズを履きやすい位置に準備しておきましょう。
そもそも子守りを頼むことが難しいのなら、外出する運動ではなく自宅でのトレーニングに絞りましょう。専用のウェアも必要ありません。
自宅でも十分運動できますよ。
いきなり高い目標を掲げない
運動習慣がなかったところから「毎日2キロ走る!」と、そのときのモチベーションの高さから高い目標を掲げてしまうことってありませんか?
そのときは何だか行けそうな気がするんですよね。
よく分かります。
にも関わらず、やる気が沸かない・・・面倒くさい・・・家族の都合・・・などで予定通り行かなくなり挫折し、自信までなくすというオチで終わることも多々ありました。
けれど運動習慣の第一歩は、一日一回のスクワットでいいんです。
絶対に達成できると思える目標設定をしましょう。
『小さな習慣の基本は、こんなに簡単でいいの?と思うくらいの課題を自分に与え、それをほんのわずかな意志の力を使って実行するというものです』
スティーブン・ガイズ『小さな習慣』
ガイズさんは、一日一回の腕立て伏せを続けることで習慣を育てたそうです
小さすぎて意味あるのかな?と思うくらいの目標を設定しましょう。
すぐに結果を求めない
どうせ自分にはできない・・・と始める前から無意識に決めつけていませんか?
能力や根性がないのではなく、そもそも数週間や数ヶ月で達成するには高過ぎる目標を自分に課してしまっているのかもしれません。
身体づくりでは見た目に現れる変化が一番のご褒美ですが、身体づくりは一朝一夕ではできません。
体重や見た目の変化の前に、運動習慣が出来上がっていることが必要です。
焦らずに継続しましょう。
予定通りいかなかったときに自分を責めない
ワーママたちは、仕事、子育て、自分のプライベートの予定、家事・・・と様々なタスクに追われています。
毎日お疲れ様です。
そんな生活の中で、子どもの病気や仕事のトラブルで思い通りに行かないことは日常茶飯事。
そこに自分のために時間を作り、運動しようとすれば、元々ぎゅうぎゅうのタスクの中にやることが増えるのですから、予定が狂うのは想定の範囲内です。
私も運動習慣を作っている最中は、子どもが早朝に起きてきたり、体調不良だったりで思い通りに行かずイライラしてしまうことがありました。
ですが、運動ができなかったときも自分を責める必要はありません。
子育てや家事は立派な仕事ですので、そちらを優先です。
また翌日仕切り直しましょう。
モチベーションに頼らない
モチベーションほど当てにならないものはありません。
なぜならモチベーションは「感情」だからです。
感情は変化しやすいものなので、モチベーションに頼って運動習慣を作ろうと思うと、ちょっと疲れた・・やる気が起きないから今日はいいや・・となり三日坊主の原因になります。
ですが、やる気はやっている最中に出て来るもので、やる前からあるものではないのです。
勉強でも部活でも、「やりたくないなぁ」と思ってイヤイヤ始めたのに、気づいたら1時間もやっていたなんてことはありませんか?
私も今は毎日運動する習慣が付きましたが、それでもいつもやる気満々なわけではありません。
「やりたくないなぁ」と思っても、感情は無視してとりあえず始めましょう。
まとめ
今日は運動習慣が身につくコツ!5選をご紹介しました。
私自身が運動習慣を続けられない・・・と悩む中でこの結論に至りました。
繰り返しですが、悪いのは運動を続けられない意志の弱い自分ではなく、仕組みなのです。
簡単に準備ができるものをほんの少しずつ、気長に続けましょう。
その小さな小さな積み重ねが、運動習慣として身に付いていきます。
できることをできるだけやりましょう。
毎日お疲れ様です。
ではまた!
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